ソナス・ファベールのスピーカー「 エレクタ・アマトールⅢ」を送っていただいたので
試聴させていただきました♪
「Electa Amator III」は、
Sonus Faber(ソナス・ファベール)の設立35周年記念モデルとなる
ブックシェルフ型スピーカーシステムです。
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初代「Electa Amator(エレクタ・アマトール)」はソナス・ファベールが
初めて手がけたスピーカーで、1988年に発売。
当時、世界中で高く評価され、同ブランドの名を一躍広めることになったモデルです。
今回発売されたElecta Amator IIIは、初代と同じ2ウェイ・2スピーカー構成の
バスレフ型スピーカーシステムですが、同社の伝統的なポリシーを踏襲しつつ、
現代の最新技術を盛り込んでデザインされています。
初代を彷彿とさせる輪郭や質感といった特徴を継承しつつ、デザインも含めて新設計され、
キャビネットの木材には、加工が難しい無垢のウォールナット材を使用。
スピーカー本体の底面部にはイタリア北部・カッラーラ産の白大理石を採用。
カッラーラは古来から大理石の産地として有名で、ここで産出された大理石は
ミケランジェロのダビデ像やローマのパルテノン神殿にも使われているそうです。
ウォールナット材、大理石ともにその中から良質な素材を厳選し、
職人の手により各部を丁寧に成形。また、フロント/リアパネルは黒レザーで覆い、
金色のメタルインサートもあしらっています。
付属の専用スピーカースタンドは、支柱は黒アルマイト処理が施されたアルミニウム製で、
内部には制振材が充填されている(ちなみに初代の専用スタンドの支柱は木製)。
スタンドベース部にも、スピーカー本体底面部と同じカッラーラ産・白大理石を使用。
支柱部と大理石製ベースは、スピーカーキャビネットと同様に金色のメタルインサートが
用いられています。
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ソナス・ファベールといえば、クラシックのバイオリンの響きが良い、
弦楽器が生き生きとしている、というイメージでしたが、
今回発売されたElecta Amator IIIは、わりと何でもいけるような、
最近のスピーカーと同様にジャンルを選ばないスピーカーのように感じました。
逆を言うと、ソナス・ファベールの個性が少なくなったような・・・
解像度があって、細かい音もきちんとでるのですが・・・
技術者が変わり、方向性が変わったのかもしれません。
とはいえ、現代スピーカーとしては良く出来ていますね~♪
ありがとうございました。
Tsubaki Audio