ESOTERIC SACDソフト新譜入荷♪

seiji

2014年09月11日 13:59






クイケン三兄弟によるアクサン・レーベル随一の名盤

このモーツァルトのフルート四重奏曲は、
レーベル創設4年目の1982年に録音されたもので、
発売当初から、その演奏の見事さと録音の美しさが
高く評価されてきた名盤です。


現在では、「オリジナル楽器」というレッテルを貼らずとも、
モーツァルトのフルート四重奏曲の理想的な名盤としてあげられる
アルバムです。


トラヴェルソのバルトルドのヴィブラートを排した古雅で清澄な響き、
それと絶妙に絡み合う弦楽パートの練達の演奏は、
まさに室内アンサブルの極点ともいうべき美しさを誇っています。


バルトルドは1975年にコレギウム・アウレウム合奏団の
メンバーとともにドイツ・ハルモニア・ムンディにこれらの作品の
最初の録音を残していますが、このアクサン盤で聴くことのできる、
練りに練られながらも自然体を崩さない演奏は、
旧盤とは別次元のクオリティに到達した名演奏というべき存在です。






シェリングが辿りついた究極のベートーヴェン解釈

ベートーヴェンのヴァイオリン協奏曲は、
バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ&パルティータやブラームスの
ヴァイオリン協奏曲と並んで、シェリングのトレードマークとでもいうべき
重要なレパートリーで、生涯に3度の正規録音を残している点でも同じです。


シェリングは、まずモノラル時代に1952年頃にティボー指揮パリ音楽院管と
最初の録音をフランス・コロンビアに行ない、さらに1965年にはマーキュリーに
S=イッセルシュテット指揮ロンドン響と2度目の録音を行なっています。


そして当アルバムの1973年フィップス録音は、シェリングにとって
3回目の録音となったもので、共演はベルナルト・ハイティンク指揮する
ロイヤル・コンセルトヘボウ管弦楽団です。


3種類の録音は作品への基本的なアプローチは共通していますが、
年代を追うごとに円熟味を増し、厳格さと洗練の度合いのバランスが
自然になっています。


2度目のマーキュリー録音もこの作品の本質をストイックなまでに
ストレートに表出した名演として高く評価されていますが、
この3度目のフィリップス録音はその2度目の録音の特質を保ちつつ、
音楽の深みと柔軟さを獲得している点が聴きものです。


いわば2度目にしてシェリングが辿りついた究極のベートーヴェン解釈
といえるでしょう。
カデンツァはヨアヒム作のものをそのまま使用しています。


今回も、名演奏の名盤をSACDハイブリッド盤での作品となります。

モーツァルト:フルート四重奏曲をお客様のお買い上げになられたCDを
聴かせていただきましたが、心地よいフルートの音色が
耳にすっと入りこんで、気持良く聴けますよ~♪


皆様のご来店お待ちしております!!




Tsubaki Audio





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